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2021年9月、米ワシントンで行われた上院司法委員会の公聴会で証言した元五輪代表選手のアレクサンドラ・レイズマンさん(前列左端)、21年東京五輪代表のシモーン・バイルス選手(前列、左から2人目)ら=ロイター
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 米国体操協会の元チームドクター、ラリー・ナサー受刑者が治療を装って女子体操選手らに性的虐待を繰り返していた問題で、米司法省は23日、事件を巡る捜査の不手際を認め、被害者たちに1億3870万ドル(約215億円)を支払うことで和解したと発表した。連邦捜査局(FBI)が迅速な対応を怠ったとする139件の申し立てを受けていた。ナサー受刑者は2018年に禁錮40~175年の有罪判決を受けている。

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 被害者には五輪などに出場した代表選手も含まれ、21年東京五輪の米国代表シモーン・バイルス選手も米上院司法委員会の公聴会で米国体操協会やFBIの対応のまずさを非難していた。

 司法省は声明で「疑惑は当初…

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